クラウド会計の危険性? あらためて冷静に考える

クラウドは本当に安全か?

最近ではソフトウェアをパソコンにインストールせず、オンライン上で会計業務をするクラウド会計を使う企業や個人事業主の方々が増えてきました。

また、様々なビジネス分野で「クラウド」が浸透してきましたが、会計システムをクラウド会計に移行することに関して、リスクを感じている経営者も少なくはありません。

今回はそのクラウド会計の危険性を2点説明したいと思います。

データ管理に関する危険性 10年安全に保存可能?

まず1点目は、クラウド会計の危険性としてあげたいのが、データ管理の難しさです。

重要な会計データをクラウド上に保存することが、本当に安全であるのかという問題です。

平成28年の税制改正で、欠損金が生じた法人の帳簿の保存期間が9年から10年に延長されています。10年という長期間の中で、クラウドデータを安全に管理するのに、完璧ということはなく、例えば、サイバー攻撃が起こること、そしてこれにより第三者が改ざんすることやデータ流出の危険性も考えられます。

ただ、この点は、一社だけがオンプレでセキュリティ対策をするよりも、クラウドサーバ上、十分にセキュリティ対策がされているクラウド会計のほうがベターと考えることもできます。

クラウドだから「危険」ということはないでしょう。

クラウド会計ベンダー、ずっと生き残ることは可能?

2点目は、クラウド会計ベンダーの事業継続についての危険性です。

クラウド会計ベンダーの倒産や事業撤退のほか、事業譲渡された場合、ユーザーは置き去りにされる恐れがあります。

例えば、「ネットde 会計」の事業譲渡がビジネスオンラインからパイプドビッツに行われたものの、一昨年にサービスの提供が終了しました。最終ユーザー数は少なかったものの、利用継続の道は閉ざされました。

また、当然ながら従来のインストール型の会計ソフトでも、提供する企業の財務問題は消えることではないことからすると、クラウド会計を決定的に敬遠する理由にはならないのではないかと考えられます。

したがって、これも「クラウドだから危険」とはならないでしょう。

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