今後のクラウド会計を展望する

技術革新で今後ユーザーエクスペリエンスは改善

クラウド会計のメリットは、いつでもどこでもアクセスできるため、記帳の効率化を図ることができるところです。

また、銀行口座やクレジットカードなどと連携することで、入出金データや購入履歴など、自動でクラウド会計に記帳されるほか、領収書やレシートの画像を読込み、仕訳の提案を行うなど極めて高い効率性を確保できます。

OCRエンジンの改良で、もっとクラウド会計は便利に

一方で、現状のクラウド会計のデメリットとしては、領収書やレシートの画像を読み込んだ内容について、勘定科目が間違っていたり、金額が間違っているといった低い精度の問題が挙げられます。

また、パソコンやネットワーク環境に左右されますが、インストール型の会計ソフトと比べるとレスポンスが悪いという声がよく聞こえます。

しかし、今後はそのような時間的なストレスを感じさせないような形になっていくと考えられます。また、レシートのOCR読み込み精度も上がってきているので、今後は何枚ものレシートが一瞬で読み込めるようになるなど日進月歩に進化していくでしょう。

ビッグデータ利用と個人情報保護のバランス

現在のクラウド会計は、財務諸表作成のために大きく役立っているところですが、このデータが蓄積されてくると、法人や個人の購買活動情報のビッグデータとして活用される余地がないではありません。

ビッグデータ活用はマーケティングの観点からは大変魅力的ではあるものの、ベンダーが設定した目的外の利用を行ってしまうと、個人情報保護法などの法令に違反する可能性があります。