仮想通貨と税金 利益が出た場合の所得区分は?税率は?

仮想通貨と税金 利益は雑所得に、総合課税により所得は給与所得と合算

仮想通貨は流出問題がたびたび発生するなど様々な課題が指摘されていますその仮想通貨の取引で利益を得ている人が少なくありませんが利益を得れば、税金を納めなければなりません

いったいどれくらいの納付額が必要なのでしょうか。

●仮想通貨と税金 利益の所得区分は雑所得に

仮想通貨の利益は雑所得所得には色々なものがありますが仮想通貨で得た利益の所得は10種類の所得区分の中で雑所得組み入れられます

雑所得は売却価格-購入価格-費用表されます例えば仮想通貨を売却した時の価格が200万円で購入した時の価格が100万円取引手数料や通信費などの費用として5万円を支払った場合雑所得は95万円です(200万円-100万円-5万円)。

●仮想通貨と税金 利益は給与所得と合算、総合課税に

総合課税における累進税率仮想通貨の利益は総合課税として扱われます総合課税とは給与など他の所得と合計して所得税額を算出するものです例えば給与所得が300万円あり仮想通貨の利益が95万円だった場合は所得が395万円として税額が算出されます累進税率というのは所得額に比例して税率が増減する方式のことです

例えば課税所得が195万円超330万円以下の税率は10%(控除97,500円)ですが330万円超695万円以下になると20%(控除427,500円)増額されます従って仮想通貨の利益が同じ95万円であっても、サラリーマンを例にとると、給与所得が200万円の人より給与所得300万円の人の方が納める税金が高くなります

●仮想通貨の税金面でのデメリット2つ 損益通算不可、繰越控除不可

損益通算や繰越控除は不可実は同じ投資でも申告分離課税適用される株式やFXと違い仮想通貨の利益には、損益通算や繰越控除が認められないという税金面でのデメリットがあります

1損益通算損益通算とは他の所得で損失が出ていた場合にその損失を当該所得から差引くことができる制度のことですつまり株式やFXで損失があっても仮想通貨の利益から差引くことができません

2繰越控除当年の取引のトータルで損失が発生した場合に向こう3年間の利益から当年の損失を差引くことのできる制度が繰越控除です仮想通貨は株式やFXと違って繰越控除ができません