上場準備会社の内部統制整備
上場準備を行う会社にとって、内部統制の対応の中で負荷がかるタスクとして、内部統制の「業務記述書」「フローチャート」「リスクコントロールマトリクス」の作成に代表される文書化作業が挙げられます。
内部統制の整備を効率的に進めるには、どのように進めれば良いのでしょうか。
上場準備会社に求められている内部統制監査の流れ
①計画
- 評価範囲の決定
- 内部統制の体制整備のプロジェクト化
②文書化
- 業務のヒアリング及び、取引関連書類の確認
- ドキュメント化
③評価
- 内部監査の評価方法を決定して、マニュアル化します。業務フローの整備の他、自社での内部統制のチェック体制を整備します。
④不備改善
- ③で発見された不備についての改善を行います。
⑤再評価
- ④で改善された内容を中心に、再び内部統制をチェックします。
⑥内部統制報告書の作成
- 金融商品取引法に求められている内部統制報告書を作成します。
IPO準備会社が行うべきこと
上記①②は、内部統制を整備のスタートとなり、上場前に完了させる必要があります。定常業務ではないため、通常プロジェクトとして進行されます。
③〜⑥は上場前にも評価・不備の改善は行いますが、上場後も毎期求められます。ある程度の「標準化」が求められ、毎期内部監査担当者が実施します。
カスタマーグロース会計事務所の内部統制支援
カスタマーグロース会計事務所では、福岡県を中心に、IPO準備会社の内部統制の整備の支援を行なっております。
上記①「内部統制の整備の計画立案」②「業務の文書化」を中心に貴社の内部統制を整構築します。
①内部統制の整備の計画立案
- 評価範囲の決定
- 全ての業務を内部統制の評価対象に含める必要はありません。内部監査に求められる範囲を決定して、効率的に内部統制の整備を進めます。
- 対象範囲を広げすぎると、翌年度からの監査対象範囲が広くなり、業務の効率化を妨げます。適切な評価範囲を設定いたします。
- 内部統制の体制整備のプロジェクト化
- スケジュールや担当者を決定します。
- タスク管理ツールを用いて、プロジェクトマネジメントを行います。
②文書化
- 業務のヒアリング及び、取引関連書類の確認
- 実際に業務を行なっている担当者の方へのヒアリングと、その根拠となっている取引関係の書類を確認して、実際の作業を事実に基づき確認します。
- ドキュメント化
- 上記で確認した業務内容に基づいて、「業務記述書」「業務フローチャート」「リスクコントロールマトリクス」を作成致します。
まずは、お気軽にご相談ください。